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KP〜プロテクトキッズプロジェクト〜 Protect Kids Project 第3章:Save Lives×ProtectKidsProject 江尻慎太郎選手 AED寄贈プロジェクト

被災状況@

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被災状況B

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被災状況A

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この日は実際に寄贈先である女川町スポーツ少年団に後藤本部長・渡邊主事に同行して頂きました。地盤沈下やコンクリートのビルが横倒しになった光景の残る女川町では佐藤誠一女川町スポーツ少年団事務局長にAEDの寄贈と話を伺いました。

AEDをもっと普及させたい!

女川町スポーツ少年団事務局長 佐藤誠一様江尻慎太郎選手:代理人 阿部慎史様
  • 右:女川町スポーツ少年団事務局長 佐藤誠一様
  • 左:江尻慎太郎選手:代理人 阿部慎史様

「女川という地区は野球が盛んですが、町の野球場に日本初の3階建て仮設住宅が建てられた事でも有名です。私は議会の最中に震災に遭いました。何と20mほどの高さの津波が押し寄せたんですよ。正直【死】を覚悟しました。直後は老人・妊婦さんを優先的に避難させ火を焚いて寒さを凌ぎましたが、低体温症で亡くなった方も多かったようです。幸いにして私は難を逃れましたが、1960年に発生したチリ地震の津波を経験された方々がその経験値を遥かに凌ぐ大津波であったため、多く亡くなられたと伺っています。10014人いた町の人口は9182人に減ってしまいました。」

設置されていたAEDの状況に対しては「かなりの数のAEDが津波などで流されてしまったようですが、今回の寄贈をきっかけに、 消防の協力も得ながら、心肺蘇生(CPR)とAEDの普及を促進していきます。消火器と同じような感覚で仮設住宅集会所などにもAEDを設置していけたらと考えています。」

更に被災した子供達について話を伺うと「女川の子供達は元気です!そんな子供達からエネルギーをもらいながら、それまで沈みがちだった大人達もだんだん元気を取り戻しつつあります。復旧は10年近くかかるでしょう。ただ子供達には「ガンバレ!」とは言わず「明日がある。日はまた昇る!何とかなるさ!」と言いながら一緒に励まし合って歩んで行きたいと思います。必ず復興しますから見ていてください!」と力強く語っていただきました。

女川町スポーツ少年団事務局長 佐藤誠一様

AEDの注意事項を聞かれる佐藤事務局長

今回贈呈されたAEDは、団主催のスポーツ教室を開催する場合などに車に積載し、常に大事に備える体制を作る切り札的ツールになれば、とのお考えもあるようです。佐藤事務局長はAED使用の注意事項などにも熱心に耳を傾けられ、非常に高い関心が伺えられました。



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