PostHeaderIcon ポップ係長ブログvol.432 『ポップアスリートカップ裏話vol.1』

全国大会が終わって既に1か月。早いですよね。
昨年は結構裏話を書いたりする余裕があったんですが、今年は怠けてますね。反省です。

さて、その全国大会で表には出なかったけど、とても印象的なシーンってあるんですよね。今日はその1つのドラマをご紹介。
チームは闘将石崎監督が率いる茨城波崎マリーンズ。最終回2死の攻撃、バッターは6年生の女子選手。2ストライクから代打を告げられ交代させられるシーンがありました。後になって石崎監督にあのシーンの真意を聞いてみたんです。その答えがこれでした。

【石崎監督談】
彼女はここ数試合レギュラー固定していました。6回表最終回2アウトの打席では
「この打席○○○にあげる、楽しみなさい」と言って送り出しました。

初球気力の欠片も無いスイング
「そんなスイングしたら次は替える」と叫んでいました。

しかし次も同じスイング・・・・・迷わず?2球で代打3年生に切り替えたんです。
その打者も2球で三振ゲームセット。

試合直後バックネット裏へ移動し、最後の試合なのだからそんな事今さら子供達に言わなくても
良いようなものなのですが、言わないと済まない私の遣り方は最後の最後まで変わらないものでした。
この時点でうちの次男(4年生)は珍しく泣いていました。
「○○○、最後の打席、監督は君の最後の大切な打席だから替えたく無かった、波崎マリーンズ最後の打席かも知れないけど、君にとっては出発の打席と思って何時もの様に厳しく替えたんだよ、中学でテニス遣るんだって、厳しいマリーンズを忘れて欲しく無くて、決して別の選手を出したくて替えたんでは無いんだ、君の為に替えたんだ分かるね!」

「これからマリーンズを離れ君たちの人生の新たな出発だね。君たちの波崎マリーンズは監督が頑張って守るよ、だから安心して下さい!みんな、次の目標に向かって頑張って行こう!」

こんな感じだったと思います。
【以上】

闘将石崎監督をポップ係長なりに補足すると、とにかく野球に一生懸命な方で、特に試合中はスコア片手に大声で指示を出し、時には地団駄を踏んで選手を鼓舞する独特な監督です。
しかしその戦い方は、相手のミスをつく緻密な野球。そのギャップがまた興味をそそるのですが・・・。

最後に闘将はこう締めくくってくれました。

『3日間いろいろ楽しい思い出が各父兄間でもありまして良い遠征と成りました。何より一回戦の結果には満足しています。しかし、中身は何時もの私のゲームに賭ける厳しさから見ると、満足出来る事ばかりでは有りませんでしたけどね。
ただ何時も試合に出ていないメンバーでの試合ですから仕方ないですね。しかし、下手は下手なりに出来る事、一緒に練習で各自と目指した事が有って、それが中途半端なかたちで試合に出たんであんなシーンになったまでです。』

チームは事情があり、別のチームにメンバーが吸収されると聞きました。
しかし石崎節はきっとまた復活してくれる事と思います。
誰よりも野球を愛する闘将はグランドに立ってないと寂しくて仕方がないはずですから。。。

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